2018年4月27日金曜日

増税ばかり気にしてちゃダメ!終活こそヌカリなく

もはや梅雨ではない
暑い・・・ですよねぇ~
いや、蒸し暑いんでしょうか。




しかし、近年の日本の気候、少しオカシイですよね。
春や秋が短い、夏と冬の二期化、のような事はよく言われていますが
梅雨がない、そんな感じがしませんか?




特に今年の梅雨は、毎日夕方10分程度の猛烈な雨。
外国人に日本の気候を説明する機会があり
思わず、これはJapanese梅雨ではない、と説明してしまいました(^^;)




いきなりメジャーデビューの相続税
さて、そんな日本、来年には相続税が増税されてしまいます。
イメージとしては、縦にも横にも広がる、そんな感じです。




税率も上がるし、課税される人も増えるし・・・。
なんと日本の全世帯の2割強が相続税に関係してくるのだとか。




もっと言うと、東京都内では、親や配偶者を亡くした人のうち
2人に1人は申告が必要になるまでの事態に。




おじいちゃん、おばあちゃんは敏感
そんな中、対策に負われるおじいちゃん、おばあちゃん。


祖父母から孫への教育資金一括贈与の制度では
昨年度の利用金額が4,500億円に。




まだまだ、現役バリバリといった感じです。




「終活」も盛ん
皆さん、Yahooが「Yahooエンディング」って始めたのご存知ですか?
いわゆる「終活」をサポートしてくれるサービスです。




「ヤフーの生前準備」
「ヤフーの葬儀手配」
「お墓を探す」




そこで驚きなのは
「あなたがお亡くなりになった事は私たちが確認いたします」
との文言。




え?それ、どういう事?と思いますよね。


見てみると、行政が発行する火葬証明書などを基に
事前に登録した人の死亡を確認し
しかも、その事をメッセージとして伝えるよう登録もできる。




今なら誰でも無料、だそうです。


イヤですよね~、亡くなった人の家族よりも先に
ヤフーから「あの人、亡くなりました」みたいなメッセージが来たら。


家族から「あの、ウチの父が亡くなりまして・・・」
「あ、知ってます、ヤフーで」
「え!?」




「遺言」にはなりません
冗談はさておき。


このメッセージ、利用の仕方によっては
いわゆる「遺言書」のようにも利用できますよね。




生前の自分の意思を関係者に伝える、という意味では。


でも、残念がら、日本の法律では、このメッセージ
遺言としての効力は持ちません。


日本では「自筆で書きましょう」がルールとなっていますので。




ぜいむ小学校2014年夏号も掲載中!
そんな訳で、あつ~い夏に
少し頭を冷やしながら読んでいただくと良いかもしれません(^^;)
http://kaji-tax.com/zeimu_shougakkou/









実るほど頭を垂れる稲穂かな

【こうやって年をとっていく】


11月になりました。
え?早くないですか!?


1月から10月は、どこへ行ったんでしょう?
何気に年末感が出てきましたよね。
年賀状が発売されたり・・・。


【最近読んだ本の話】


べらぼうに話は飛びますが
金嶽宗信というお坊さんの本を読みました。


この人は12歳のときに
結構、動機はしっかりしないままお坊さんになったのですが


まだ、このお坊さんが高校生の年頃のお話です。
京都の大徳寺 初代の和尚さん命日「開山忌」という大法要
ここで、「五侍者」といって、列の前を歩き、管長様を先導する
そんな御役目が与えられます。


非常に荘厳な行列の先導ですから
進行を邪魔する者が道端にいれば当然払い除けます。


すると、やはり道端にヒゲを生やした老僧が一人立っていたそうです。
老僧は、丸坊主ではなく髪があり、小柄で痩せ型な風体でした。


このお坊さんは、


「田舎から出てきた和尚さんなので、作法を知らないのだろう」


と思い込んで、手で「どきなさい」という仕草をし
老僧は、深々と頭を下げ合掌し、後ろに下がって事なきを得ます。


大法要も無事終わり
その後の一席で、今日の大法要に、有名な昭和最後の禅僧
名僧の山田無文老師が来られていた、ということが話題になりました。


当然、このお坊さんは、このような名僧に会ったことはありません。
話を聞いていると、老師に関するキーワードが出てきました。


小柄、やせている、有髪、ひげ・・・。
このお坊さんの目が点になります・・・「あの人だ!」


知らなかったとはいえ
五侍者という大役で、自分が偉くなった気がしたのでしょうか
随分と横柄な態度で接したことを悔います。


それに対し、
この老僧、いえ名僧の山田無文老師は
駆け出しの小僧に、深々と頭を下げられたのです。


・・・実るほど頭を垂れる稲穂かな・・・


これを読んで、武者震いするような感動を覚えました。


【そこで・・・】


はい、まったく関係ない話をしてしまったので
展開が難しくなってきましたが


ぜいむ小学校2014年秋号、公開です(^^;)


アップ作業をして頂いている途中なので
若干タイムラグがあるかもしれません。


ご容赦ください。




2018年4月12日木曜日

クタばれ!税理士!!


過激な発言をして興味をひこうとしている訳ではないのですが
こんな事じゃぁ、アカン!と思いまして・・・

私にとって自分が税理士である、ということは
ある意味「ツール」です 単に

苦労して試験受けて取りましたが
このツールを利用して皆さんにお会いできて
お役に立てるかもしれないという道具を揃えたに過ぎない

そこからが大事なんだと常々思っているのですが


最近、こんな事がありました

以前から別の申告の事で繋がりを持たせていただいていた方から
その方が経営されているグループ会社2社の税務を
私に任せられないか、と昨年に打診を頂きました

喜ばしい話ですが、当然、現 税理士もおられ
しかも私の現在のキャパでは
逆にご迷惑をおかけすることになるんじゃ、と思い
お断りしました

今年になって再度、ご連絡いただき
現 税理士が辞任してしまった、と・・・
決算間際ですし、これは大変なこと

事情をよく聞いてみると
現 税理士に対して、今回の決算を最後に
新たな税理士を探そうと思う、とお伝えになられたようです

現 税理士は一旦「あぁ、そうですか」と聞き入れたようですが
「私も人間なんで!」と残り1か月の処理を投げ出して
辞任してしまったようなんです
しかも、期中に受けた税務調査の修正事項も会計処理せず

もう、私のキャパがどうのこうの言うてる場合じゃない
と思い、すぐ訪問して残る1か月分の処理から着手しました

しかし社長さんには
「今期は決算と申告をさせてもらいますが
私では心もとないと思われたら、遠慮なく言うてください
力になってくれる税理士を一緒に探しますんで」
とお伝えして

その現 税理士、いや今となっては旧 税理士にも
今までの経緯や自分の置かれている状況
様々な面から酌量されるべき事情があったんでしょう

しかし結果として招いたこの事態を考慮すると
酌量しても、まだ余りある無責任さが
その旧 税理士にはありはしませんかね

こんな事は、私の気持ちの中に留めておけば良いのですが
更に、旧 税理士から社長さんには
「普通の税理士なら資料から今期の決算はできるはず
何か質問がある際はメール・電話はお断り、書面で」
と・・・。

何故そこまで旧 税理士は心を閉ざすことになってしまったのか
当然、その社長さんは、ここまで言われても逆上することなく
受け容れて次の対応策を検討される心の持ち主です

この業界、実はこのような話は稀ではありません

しかも、このような事態であっても
特に法律で納税者を保護するような
税理士間の引継ぎ義務などは規定されていません

税理士の、つまらんプライドと程度の低さのために
守られるべき皆さんが、逆に被害を受けられている
こんな悲しい現状です

その社長さんにも申し上げましたが
同業者として心からお詫びいたします

是非、皆さんには
ご自身が日々研鑽され
やがて税理士を頼らなくともよい状況になることを
目指してください

その一人立ちまでのお手伝いをするのが税理士の役目であり
国民自らが税額を計算して申告するという
崇高な申告納税制度に資する役割じゃないかな、と思います