2018年4月27日金曜日

実るほど頭を垂れる稲穂かな

【こうやって年をとっていく】


11月になりました。
え?早くないですか!?


1月から10月は、どこへ行ったんでしょう?
何気に年末感が出てきましたよね。
年賀状が発売されたり・・・。


【最近読んだ本の話】


べらぼうに話は飛びますが
金嶽宗信というお坊さんの本を読みました。


この人は12歳のときに
結構、動機はしっかりしないままお坊さんになったのですが


まだ、このお坊さんが高校生の年頃のお話です。
京都の大徳寺 初代の和尚さん命日「開山忌」という大法要
ここで、「五侍者」といって、列の前を歩き、管長様を先導する
そんな御役目が与えられます。


非常に荘厳な行列の先導ですから
進行を邪魔する者が道端にいれば当然払い除けます。


すると、やはり道端にヒゲを生やした老僧が一人立っていたそうです。
老僧は、丸坊主ではなく髪があり、小柄で痩せ型な風体でした。


このお坊さんは、


「田舎から出てきた和尚さんなので、作法を知らないのだろう」


と思い込んで、手で「どきなさい」という仕草をし
老僧は、深々と頭を下げ合掌し、後ろに下がって事なきを得ます。


大法要も無事終わり
その後の一席で、今日の大法要に、有名な昭和最後の禅僧
名僧の山田無文老師が来られていた、ということが話題になりました。


当然、このお坊さんは、このような名僧に会ったことはありません。
話を聞いていると、老師に関するキーワードが出てきました。


小柄、やせている、有髪、ひげ・・・。
このお坊さんの目が点になります・・・「あの人だ!」


知らなかったとはいえ
五侍者という大役で、自分が偉くなった気がしたのでしょうか
随分と横柄な態度で接したことを悔います。


それに対し、
この老僧、いえ名僧の山田無文老師は
駆け出しの小僧に、深々と頭を下げられたのです。


・・・実るほど頭を垂れる稲穂かな・・・


これを読んで、武者震いするような感動を覚えました。


【そこで・・・】


はい、まったく関係ない話をしてしまったので
展開が難しくなってきましたが


ぜいむ小学校2014年秋号、公開です(^^;)


アップ作業をして頂いている途中なので
若干タイムラグがあるかもしれません。


ご容赦ください。




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